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1985年JAL123便の墜落事故の際、地元新聞社の全権デスクを任された主人公の話です。
JAL123の事故に端を発しているのですが、事故の原因を探るとか解析とか、そういう系の話ではありません。
柱として、「ジャーナリズム」「家族」「仕事」といった感じになると思います。
著者がかつてこの事故の現場で新聞記者をしていた経験があるらしく、新聞という業界をスピード感を持って書かれています。ですが、特に人物の心境を反映した動作が上手い表現で書かれているという繊細さもあります。
そして、熱い、なかなか熱い!熱血主人公です。
情熱的に仕事を進める一方で、ぎこちない家族の問題(特に息子)。人間味溢れてます。
2つの時間軸で構成されているところも、息継ぎということで読みやすいです。
話は逸れますが、以前大学の図書館で調べ物をしているときに、当時の新聞を見る機会がありました。
この事故はやはり連日トップ記事。乗客の遺言メモの記事を読んだときは凹んでしまいました。
悲惨さがヒシヒシと伝わってきて、なんだか安易な気持ちで読んだことを少し後悔してしまったのを覚えてます。
こういったことも思い出し、選んでみた1冊でした。