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自転車の旅日記

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自転車の旅

お遍路の旅、2回目へ
現在地 バス乗車中
経路 神奈川県横浜 → 国1 → (しばし迷子) → 新宿バス
走行距離 34.2km 累積距離 34.2km
走行時間 1時間59分 最高速度 38.5km/h 平均速度 17.2km/h

まず、いつも旅に出かける前に立ち寄る、大学のサークルへ、その後、研究室へ。
準備OK!
高速バスは19時頃、新宿から出発して明日の朝、高知に到着する。
当初の予定では、フェリー(川崎発、高知行のマリンエキスプレス)で高知まで行こうと考えていたけど、その便が6月で運航中止になってしまったらしい。
そういうわけで、まず最初の目的地は新宿


:: 準備万端? ::


国道1号をひた走り、東京に突入。
早速、迷子に。
あー、またやっちまった。

サイクルメータの時計を見ると、18時すぎ。やべぇ、時間がない
休憩なしでガンガン走り、バス発車の19時ギリギリに間に合った。いや、少し遅刻か。


バスが・・・いない・・・


まさか、いきなり・・・と動揺しまくる自分。
近くのホテル従業員に尋ねると
「まだ来ていませんよ、19時発のバスですよね」と。
その時点で19時は過ぎてるのに、なぜまだ来ていないんだろう?何かと間違えているのか・・・!?
混乱する自分。
とりあえず、携帯電話でなんとか連絡を・・・って、あ゛!
なんと、サイクルメータの時計が約1時間早くなっていた・・・そんな・・・信じてたのに。


少し、余裕ができたので、とりあえず吉牛で豚丼。
自転車をたたんで、バスが来たので積もうとすると、ここで注意が!
自転車のような大きな荷物はよろしくないと。
「ちゃんと、乗車券にも書いてあるでしょう」と言われ、従業員の方が乗車券を見ると、書かれてない・・・。
固まる従業員、困る自分・・・。次からは気をつけます!ということで、載せてくれた


後注:高速バスで輪行をする人は、前もってバス会社に尋ねましょう!(チケットに書かれていなくても)


初日から、ハプニング続きで疲れた・・・。でも、バスに乗れてよかった、ホントに。
今回乗った高速バスは増発便だったので、普通の観光バスと同じ。本当の高速バスはもっとゆったりしているらしい
寝にくいけど疲れていたせいもあって、熟睡。


慌ただしい、お遍路スタートとなってしまった。

走り出す!・・・やっぱ暑い!
現在地 高知県土佐市高岡町
経路 高知県高知駅 → 国32,県35 → (31)竹林寺 → 県44,384 → (30)善楽寺 → 県384 → (29)国分寺 → 国32 → (32)禅師峰寺 → 県14 → (33)雪蹊寺 → (34)種間寺 → 県36,国56 → (35)清滝寺
走行距離 84.6km 累積距離 118.8km
走行時間 4時間40分 最高速度 48.6km/h 平均速度 18.1km/h

朝7時頃、高知駅に到着。
コンビニで朝食のおにぎりを食べて、お遍路スタート!!


まず目指したのは、31番、竹林寺
いきなり小高い山の上。
グングン気温が上がり、汗が噴き出す。
久しぶりのフル装備の重量は、ペダルから十分感じとれる。


竹林寺にて、納経。久しぶりの納経。スラスラ~っと滑らかな筆さばき、お見事。
あと、59ヵ所!まだまだ始まったばかり。
ここの五重塔は鮮やかな朱色。魅せられるね、これは。
ちなみに、88ヵ所中、五重塔があるのは4ヵ所らしい。


:: 朱色が鮮やかな五重塔 - 竹林寺 ::


暑いとその分、体は猛烈に水分を欲する。
それをすべてペットボトルなんかで補っていたのでは、お金が足りない。
そこで、途中100円ショップでプラスチックの水筒(1リットル)とそれを入れる袋、水出しの麦茶、を購入。
合計300円。これで安く大量の麦茶を作れる。


32番禅師峰寺からは太平洋が一望できる。空の色を少し濃くしただけのような、海が広がっていた。
もちろん、景色が一望できるとうことは、それなりに高い場所に。
浦戸大橋は道幅が狭く、トンデモナイ高さの橋。それを通って33番雪渓寺へ。
途中、桂浜近くを通った。
海がホントにキレイ。できれば今すぐにでも飛び込みたい・・・


今日、最後のお寺は35番清滝寺
ちょっと道に迷い、近くの人に聞いてみると、山の方を指さしてくれた。
山の中腹にヒョコっとわずかに見える屋根・・・あ・・・あんなところに。
まだ見える分、近いだろうと思っていたけど、上り坂がハンパじゃない
反則級の坂道をなんとか登りきり、着くと、大きな薬師如来像がドーンと視界に入った。
像の中に入れるような構造になっていたので、早速失礼すると、中は真っ暗、何も見えない。
たぶん、落とし穴があったら気づかずに、いとも簡単に落ちると思う。
・・・勿論、そんな穴無いけど、それ位に真っ暗で足下すらわからない。


:: 清滝寺 - 大きな薬師如来像 ::


高知市周辺には、寺が密集しているので、今日は7ヵ所も参拝することができた。
今日は35番の清滝寺近くにある、高岡という町の公園で野宿。早速自炊も。
やっぱ夜でも暑いや。
お遍路初日、凄く新鮮に感じた。やっぱ、いいなぁ。いろんなお遍路さんとも話せたし、満足な一日。
でも、この暑さは体に応えるッス。

お遍路と、太平洋と、カツオ
現在地 高知県大方町
経路 高知県土佐市高岡 → 県39,47 → (36)青龍寺 → 国56,七子峠 → (37)岩本寺 → 国56 → 大方町
走行距離 113.7km 累積距離 232.5km
走行時間 6時間34分 最高速度 45.0km/h 平均速度 17.3km/h

よし、やっぱり今日も暑い。
磯の匂い香る県道47号を通って36番青龍寺へ。


:: 36番青龍寺 - 重厚な雰囲気を漂わせる ::


磯の匂いは好き。
ただ、暑くて既にバテてきた。
現地の人のアドバイスの結果、少し遠道になるけど、戻って内海沿いを通る県道23号を選ぶことにした。
爽やかな道だった。暑さも少しは和らいだ。
国道56号へ。
ここでいきなりの難所、七子峠
これがなかなかキビシイ。


:: 七子峠、突破! ::


七子峠の標識が見えると、「よっしゃぁああああ!」と達成感が湧き出す。


もう少し走って、道の駅「あぐり窪川」で休憩。ここで鰹のたたきを試食。
高知といえば、鰹。鰹と言えば、鰹のたたき!
正直、うまい。うますぎる。
鰹のたたきってこんなにおいしかったんだ。再発見!
でも試食だけ・・・。


37番岩本寺
今まで、寺と寺の間が近かったけど、次の38番金剛幅寺までは、88ヵ所中最長の約100km
今日中に着くのは勿論無理。さて、どこに泊まろうかなぁ~と考えながら走る。
海沿いを走っていると、ふと、展望台を発見。


:: 太平洋と自転車 ::


そこから見える太平洋は、透き通っていてキレイ。
こんなに暑くて疲れているのに、爽やかで気持ちいい。
水平線を見ながら、ボーっとしばらく休み、再出発。
56号の途中、大方町に「土佐西南大規模公園」という名前通り大規模な公園があった。
そこにキャンプ場もあるので、ここで泊まることに。サーファーらしき人が結構泊まっていた。
自分は車じゃないので、500円。
晩飯は、ここにある道の駅「ビオスおおがた」で鰹のたたきを食べた。


:: 晩飯は鰹のたたき! ::


う、肝心な鰹のたたきがタマネギに隠れて見えない・・・。
途中で鰹のたたきを試食してから、晩飯には絶対鰹のたたきを食べる!と決めていた。


今日は早めに晩飯も終えた。
お腹いっぱいで、満足。


:: 上下、夕日 ::


ちょうど、夕空が海に映り、穏やかな雰囲気。
自転車をノロノロ走らせて、テントまで帰った。


コインシャワーは、まさかの冷水・・・。う・・・つめてぇ・・・。

海と一緒に
現在地 高知県竜串
経路 高知県大方町 → 国56,県42 → 国321,県27 → 足摺岬 → (38)金剛福寺 → 県27,国321 → 竜串
走行距離 89.2km 累積距離 321.7km
走行時間 5時間35分 最高速度 50.9km/h 平均速度 16.0km/h

今日、目指すは足摺岬にある38番金剛福寺のみ!
その次は更に約70kmと遠いから、今日中には無理だろうってこと。


国道321号で南下。
海沿いを通ると、サーファーが気持ちよさそうに、透き通った海を思う存分楽しんでいる。
あぁ、飛び込みたい、泳ぎたい、潜りたい!


:: 透き通った海でサーフィン、楽しそう ::


今日も勿論暑い。
汗をダラダラ流しながら走っていると、いきなり車が目の前で止まって、おばちゃんが出てきた。
なんと、わざわざ水をくれる為に止まってくれたのだった。
おばちゃんも同じお遍路さん。
これを持って行きなさい、と「深層水」の入ったペットボトルをくれた。
「ありがとうございます!」
道中お気をつけて、とお互いに挨拶をして、お別れ。
あっという間のことだけど、こういうのって嬉しいなぁ。幸せ者だ、自分。
高知県は海洋深層水がとれることでも有名みたい。
飲んでみると、少し甘い感じがした。スッキリおいしい。


:: 高知の海洋深層水、ありがとうございます! ::


足摺岬までは県道27号で時計回りに走ろうと思っていたのに、気づくと通りすぎていた。
仕方ない、27号を往復することに。この道がなかなかキビシイ。
海がすぐそこなのに、峠道みたいだ。


ちょうど昼頃、足摺岬に到着。なんとか着いた・・・ヘトヘト。
展望台から太平洋を一望して一息。ホント、広いよなぁ・・・蒼いよなぁ・・・。


:: 足摺岬から ::


足摺岬から金剛福寺まではすぐそこ。
納経して、昼飯。昼飯には海賊うどん。海産物がおいしい。


同じ県道27号を戻って、国道321号へ。
今日はどこまで行こうかな~。
少し走って、竜串という町へ。来てみてビックリ、この町には凄い名所があった
海岸沿いには、何千万年とかけて浸食された、奇妙な形の岩がたくさんある。


:: 浸食された岩 - 歴史を感じる ::


これが自然にできるんだから不思議。


今回の旅では初めて民宿に泊まることにした。晩飯は自炊。
久しぶりにクーラーのもとで寝られるかな、なんて思っていたけど、コイン式のエアコン
コイン式のテレビはよく見るけど、エアコンとは参った・・・。

「菩提の道場」、愛媛県
現在地 愛媛県津島
経路 高知県竜串 → 国321,県28 → 国321,56 → (39)延光寺 → 国56 → (40)観自在寺 → 国56 → 津島
走行距離 101.8km 累積距離 423.5km
走行時間 6時間10分 最高速度 40.0km/h 平均速度 16.5km/h

国道321号で宿毛方面へ向かっていたが、途中で県道28号で山の中を走ってみた。
アップダウンがあるかと思いきや、それほどきびしい道ではなく、のどかに走れた。
緑に囲まれて、走る自転車。爽やか。
国道56号を往復して39番延光寺へ。
これが高知県ラストの札所。


:: 39番延光寺 ::


さあ、「菩提の道場」伊予の国、愛媛県へ!
その前に国道56号で一本松峠を越えなければならない。
思ったよりキツイ。


:: ここから愛媛県 ::


日本縦断や今までの旅とお遍路の大きな違いの一つに、1県にかける時間が多いことがある。
前者では、1県を2日程度で走りすぎるけど、お遍路はそうはいかない。
1県をじっくり時間をかけて、色んな風景を見せてくれる。


40番観自在寺へ。思ったより町中にあった。
ついに40番台。思ったより、早いような、苦労したようなヘンな気分。
観自在寺の近くには道の駅「みしょうMIC」がある。
ここで一息。次の41番へは約60kmもあるから、今日はその途中まで走ろう。
どこまで行こうかな~。
地図帳との、にらめっこが始まる。


引き続き、国道56号を北上。
左手に海を臨みながら、アップダウンの激しい道を走る。
途中、いくつかトンネルを通るけど、その中に嬉しいトンネルがあった。
歩行者&自転車専用トンネル付き!
いつもなら後方から迫り来る車に怯えながら、空気の悪いトンネルを走らなければならないけど、これなら快適。
新潟にあったトンネルを思い出す。


:: やさしいトンネル ::


トンネルを走っているとどこまで、中に入ってきたのかわからなくなってしまいそう。


津島町へ到着。
「やすらぎの里」という大きな温泉の近くで野宿することにした。
600円はちょっと高いけど、久しぶりに大きい風呂を楽しんだ。
帰ろうとしたら、和太鼓の練習に遭遇。少しの間、楽しませてもらった。
テントに入って思うことはただ一つ、3秒で寝付けそう。

初めてのお遍路さんの宿
現在地 愛媛県小田町
経路 高知県津島 → 国56,県57,31 → (41)龍光寺 → (42)佛木寺 → 歯長峠,県29,国56 → (43)明石寺 → 国56 → 国379,380 → 小田町
走行距離 100.5km 累積距離 524.0km
走行時間 5時間58分 最高速度 54.1km/h 平均速度 16.8km/h

朝、起きると珍しく涼しい。
日が昇るにつれて気温はジリジリ上がりだし、すっかり暑くなった。やっぱ、暑い。
56号で宇和島へ。そこから山の中へ入っていく。
しばらく海とはお別れ、さぁ山・山・山!
国道56号から県道へはいり、41番龍光寺42番佛木寺へ。


:: 41番龍光寺 ::


この後、歯長峠で苦しんだ。
長くないけど、坂がキビシイ。


43番明石寺へ。
ここの寺の近くには食堂があるので、そこで昼飯を食べることにした。
ここ3日連続ぐらいでうどんを食べていたので、今日は親子丼。
そこの店員さんが、サービスにと、ゆで卵を1コくれた。
帰り際に、ゆで卵を更に2コくれた。晩飯はゆで卵に決定!ありがとうございます!


:: 43番明石寺 ::


56号を更に北上して、道の駅「内子フレッシュパークからり」から国道379号で更に山の中へ入っていく。
小田町付近で日が落ちてきて、ちょっと心配になってきた。
地図帳を見ると、この先、安く泊まれそうなところ、テントを張れそうな所がないみたい・・・


ちょうど、道の駅「せせらぎ」を見つけた。地図帳に載ってない、新しい道の駅みたいだ。
店員さんに聞いてみると、ここには「お遍路さんの宿」があるらしい。
ここで言う、「お遍路さんの宿」というのは、お遍路さんに開放してくれている宿のこと。
基本的に、宿代はお賽銭という形式をとっている無人の良心宿。
お遍路さんって信用されてるんだなぁ。温かさを感じる。ちゃんとキレイに使わねば。


:: お遍路さんの宿 - お寺みたい ::


実際に、行ってみると、お寺みたいな様子。
渡された鍵で開けてみると、薄暗い中に見えたのは・・・大師像!
独特の雰囲気で、少し後ずさりしてしまった・・・ちょっとこわいかも・・・お墓もあるし・・・。
もしかして大師像の前で寝るのかな、と思っていたけど奥に部屋があることに気づいた。


正直、きれいではないけど、雨風をしのぐには十分。
水道もあるし、テレビが映る!
そのテレビをつけて、いきなり目に入ったのは、さっき通った見覚えのある道・・・。
ニュースによると、この道路沿いで傷害事件があり、犯人が逃走中・・・え・・・。


晩飯は自炊。
今日はゴージャスにも、デザートに桃3個と梨1個。合計100円、安いっ!
お遍路の宿には、ノートが置いてあり、そこにはこの宿を利用した人の記録が残っていた。
せっかくだから自分も書き残していこう。